Pythonって人気ですよね
僕は業務効率化のため、Pythonでコードを書いて社内ツールを自動化しています。API使用したり、SeleniumでWebブラウザを動かしたりといった感じです。
今回は、Pythonの安定バージョンの確認方法をご紹介します。
Pythonバージョンのステータスを確認
Pythonの最新バージョンは、3.13です。(2024-11-17時点)
Version | Maintenance status | First release |
---|---|---|
3.13 | bugfix | 2024-10-07 |
3.12 | bugfix | 2023-10-02 |
最新バージョンは公式サイトから確認できます。しかし何事もそうですが、最新バージョンを使用すればよいかというと答えはノーです。
では、どのバージョンを選ぶのか?選ぶときの指標はあるのか?というと結論は以下です。
公式サイトでステータスを確認して、安定バージョン(bugfix)を選びましょう
コミュニティの活発さも大切です。
ユーザーが多ければ、FAQやフォーラムが充実して、サポートも受けやすくなります。
まずは、Pythonバージョンのサポート状況を確認しましょう。Python Developer’s GuideのStatus of Python versionsでは、Pythonバージョンのメンテナンスステータスを確認することができます。
下図は、2024-10-09時点のスクリーンショットです。
それぞれのステータスの意味は下図のとおりです。安定版はbugfixに分類されています。特に条件などがない場合、安定バージョンをインストールするのがおすすめです。
既存のコードやプロジェクトの要件に合わせる
すでに実績のあるバージョンを使用しているプロジェクトであれば、わざわざ新しいバージョンへの移行にすると、コストや時間がかかる場合があるかと思います。
ライブラリの互換性を考慮して、使用したいライブラリやフレームワークが対応しているPythonバージョンを選ぶことも重要です。
代表的なフレームワークやライブラリ
Pythonでできることは多岐にわたり、それぞれのジャンルで多くの有名なフレームワークやライブラリがあります。いくつか代表的なものをご紹介します。
Web開発
データ分析・科学技術計算
AI、機械学習
自然言語処理
ウェブスクレイピング
その他
おわりに
以上、Pythonのバージョンに関してバージョンを選ぶときに確認することと安定版の確認方法についてご紹介しました。
今回、改めてバージョンの選び方を記事にしてみて、作成した自動化ツールを公開するときは、バージョンを案内して、利用する人に適切なバージョンをインストールしてもらうことが重要だと思いました。
Seleniumからはじめてみよう
Pythonで何かやってみたいけど、何からやって良いのかわからない
Webブラウザを自動化なんて難しく聞こえるかもしれませんが、実際にコードを書いてみると、すごく簡単です。Web上にある要素をクリックしたり、値を入力したりと単純な動作しかできないので、AIに聞けば、コーディングなんてあっという間です。
Webブラウザで行う日々の事務作業との親和性が高く、自分で作成したコードで自動化できたとき感動できるので、やる気につながるかと思います。