【界タビ20s】【界 加賀】1泊2日の過ごし方

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今回は、星野リゾートが展開する「界 加賀」での1泊2日の宿泊体験をブログにまとめてみました。20代限定の特別ブラン「界タビ20s」を利用して、ちょっとお得に大人の温泉旅を満喫してきました。

「界タビ20s」は、カイタビトゥエンティースと読みます

界 加賀ってどんなところ?

石川県の加賀温泉郷・山代温泉に位置する「界 加賀」は、江戸時代から続く老舗旅館「白銀屋」の建物を活かしてつくられた、趣ある温泉宿です。

なんと!400年の歴史がある建物です

館内では加賀友禅や九谷焼といった地元の伝統工芸を至るところで感じられ、まるで泊まれる文化施設のようです。伝統美が溶け込む空間に圧倒されます。

べんがらの派手な外装とは裏腹に、内装は落ち着いた空間が広がっており、ゆったりとした時間が流れます。

【お部屋紹介】ご当地部屋「加賀伝統の間」で過ごすひととき

界 加賀の客室は、「加賀伝統工芸の間」として、加賀友禅や水引がインテリアに溶け込んだおしゃれな和モダンなお部屋です。

畳にソファ、和と洋が心地よく融合

床は畳敷き、ローソファとデスクが設置されていて、快適で落ち着く空間です。ふわっとした照明や障子越しの光も柔らかく、居心地がとにかく最高です。

九谷焼や加賀友禅のしつらえ

お部屋の中には、加賀らしさが感じられる装飾がたっぷりです。
壁に飾られた九谷焼のプレート、枕元の加賀友禅のタペストリー、どれも目を楽しませてくれます。

備え付けのアメニティこだわり

界オリジナルの作務衣や風呂敷、九谷焼の茶器なども用意されていて、細部まで心配りを感じられました。
もちろん、お風呂は温泉大浴場を使うことになるけど、お部屋の洗面スペースも綺麗で快適。

【1日目】伝統とモダンが融合した館内でまったり

14:15 加賀温泉駅に到着

加賀温泉駅の改札では、インパクト抜群の大きな加賀獅子頭がお出迎えしてくれます。

2024年3月16日に北陸新幹線の延伸開業に伴い、新幹線の加賀温泉駅が新たに開業しました。昨年開業ということもあり、とってもきれいな駅舎です。べんがら格子のデザインが加賀温泉郷の風情を味わえます。

バスに揺られること20分ほど、「界 加賀」に到着です。

15:00 チェックイン

ロビーでの受付後に、スタッフさんにご案内いただきお部屋でのチェックインの手続きを済ませます。あとは館内をじっくり回っても良し、ゆっくりお部屋でくつろいでも良し。

トラベルライブラリーには、旅にまつわる本やコーヒー、お茶が用意されています。お部屋の茶器で加賀棒ほうじ茶を淹れて、茶菓子と一緒にいただきながら、ゆっくり過ごしました。

5種類のお茶、全部飲みたい!やっぱりおすすめは…

トラベルライブラリーでは、5種類のお茶がティーパックで用意されています。お部屋の茶器で淹れて、ゆっくりお茶の飲み比べをするのも良いですよ♪

  • 棒ほうじ茶
  • 能登玄米茶
  • 梅ほうじ茶
  • グッディハーブ
  • リフレッシュハーブ

やっぱりおすすめは、棒ほうじ茶です。芳ばしい香りと、少し甘さを感じるすっきりとした味わいが飲みやすいです。

梅ほうじ茶は、好みが分かれると思います。ほうじ茶に紀州産の梅干しを合わせているので、しっかりと梅干しを感じます。梅好きにはたまらないのでしょうけど、私はちょっと苦手でした笑

16:30 「金継ぎいろは」サステナブルな取り組み

「金継ぎ」とは割れてしまった器を漆と金粉で鮮やかに修復する伝統技法です。基本的な手順は、器の破片を漆で接着、または欠けた部分を漆をで埋め、十分に乾いてから金粉で美しく装飾します。

界 加賀の食事では、作家さんの手で一つひとつ丹精込めて制作された九谷焼や山中漆器などの器が使用されています。これらは、丁寧に扱われているとはいえ、いつかはヒビ割れたり欠けたりしてしまうものです。廃棄するのは勿体ないと思い、「金継ぎ」による修復を始めたとのことです。

「金継ぎいろは」では、欠けた器を漆のパテで埋める「埋め」や金粉を蒔く「粉蒔き」など一部工程を体験できます。修復には1-3か月ほどかかるため、スタッフさんと宿泊者で少しずつ修復していき、再び食事時に使用されるとのころです。

環境を守り、伝統を紡ぐ「金継ぎ」は、「星野リゾート」らしいサステナブルな取り組みだと感じました

写真は朝ごはんの時に提供された器です。界 加賀では、器をつかい、金継ぎでなおすサイクルに宿泊者も加わりながら、「器は宝物」として大切に扱われています。

「金継ぎいろは」に参加することで、金継ぎの魅力を知ることができるだけでなく、お食事の際に、金継ぎはあるかなと「宝物」を見つける楽しみが増えますよ♪

17:00 「古総湯」明治時代にタイムスリップ

宿の目と鼻の先には、明治時代の総湯(山代温泉の共同浴場)を復元した「古総湯」があります。宿泊者は、界 加賀の風呂敷を持っていけば無料で利用することができます。

入浴方法は当時のままを体験するスタイルなのですが、何も知らない観光客は扉を開けた途端、誰もが戸惑います。

あれ、まだ服着てますけど…

脱衣所すら浴室と一体化しており、浴室で衣類を脱ぎ、かけ湯をして湯船につかるのが、ここでの入浴方法なのです。温泉は源泉かけ流しで、かなり熱いので注意です。

しばらくすると、すっかり体は火照ってしまうので、2階の休憩所で体を冷やしましょう。ウォーターサーバーもありますし、何より風が心地よいです。

19:30 「夜ごはん」旬の食材を使った会席料理に舌鼓

夜ごはんは、北陸の新鮮な海の幸がふんだんに使われている「北陸海宝会席」を堪能しました。上品なのどぐろとふぐのしゃぶしゃぶ鍋など、お品書きの最後まで華やかで美味しい料理が続きます。地元の日本酒と一緒に楽しむ加賀の味は、忘れられない美味しさです。

21:30 ご当地楽「加賀獅子舞体験」

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」では、各地に「ご当地楽」と呼ばれる体験プログラムがあります。界 加賀では、「加賀獅子舞」の演舞が開催されていました。

加賀温泉駅で見た獅子頭には見た目のインパクトで負けていますが、太鼓や笛に合わせて舞う獅子、そしてなにより歯を打ち合わせて鳴らす「歯打ち」に衝撃を受けました。スラップスティックという二つの木を打ち合わせて音を出す楽器があるのですが、まさにそれと同じ音です。

ムチをおもいっきり、叩きつけたときの音がします

頭を噛んでもらうことや歯打ちには、厄を払いの意味があるらしいのですが、、、音がでかいし、怖いし、これは子供が泣くわけです。ともあれ、伝統文化を間近で見られる貴重な体験でした。

22:00 「温泉」九谷焼のアートパネルに魅了される

山代温泉は、弱アルカリ性でとろみがある泉質で、お肌もすべすべに。界 加賀は「美人の湯」としても知られています。

内風呂では、温泉につかりながら、春夏秋冬をテーマにした九谷焼のアートパネルを楽しむことができます。特に「」を象徴する赤絵細描は芸が細かく、魅了されました。

泉名山代温泉
泉質硫酸塩・塩化物温泉
効能神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、ぢ疾、冷え症、病後回復期 、疲労回復、健康増進、動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病

23:30  照明もふんわり、「ふわくもスリープ」でぐっすり

芯で身体を支えながらも、ふわっとした寝心地はまるで雲のよう。肌触りいいシーツとピローケースで極上の眠りへ。

温泉満喫のすすめ | 界 加賀【公式】 | KAI Kaga

ふわくもスリープ」は、界オリジナルの寝具で、雲に包まれるようなやわらかさを追求したローベッドです。やわらかい間接照明と加賀友禅のタペストリーが、目にも心にも優しい空間を提供します。おやすみモードにぴったり。

【2日目】朝の温泉と加賀朝食で贅沢スタート

6:30 朝の温泉でリフレッシュ&「おはようさん体操」で元気に1日をスタート

朝の温泉は静かで最高

朝は早起きして大浴場へ。早朝の温泉は、まるで貸し切りのような静けさで、湯けむりの中で見る庭の景色が本当に美しく、朝から心が整います。

「おはようさん体操」に参加

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」ならではの朝の習慣として、「おはようさん体操」に参加しました。界 加賀では旅館の中庭が見えるトラベルライブラリーで、宿のスタッフさんと一緒にゆるっと身体を動かすプログラムでした。

  • 軽いストレッチや深呼吸
  • 所要時間は10分程度で気軽に参加できる
  • 最後は、みんなで輪になって「おはようさ〜ん!」と挨拶

参加者わずか3名、若干の恥ずかしさに耐えながら、それでも旅先だからこそ味わえる、健康的でほのぼのとした朝時間でした。

8:00 「朝ごはん」体に優しい和食前といしる鍋

朝食も地元の食材を使った和食膳です。

一つひとつ、華やかに盛り付けられていて、食欲がそそられます。食材の素朴な味わいを残しつつ、しっかりした味付けで、思わずご飯に手が伸びます。

ご飯とお味噌汁はお代わりできてます。おひつでの用意もしてくださいますよ♪

いしる鍋は、石川県能登地方に伝わる郷土料理で、魚醤「いしる」を使った鍋料理です。朝食ではのどぐろだしのいしる鍋をいただきました。

いしるとは?

石川県能登地方に伝わる、魚醤(ぎょしょう)の一種
魚介類に食塩を加えて発酵させてつくられ、旨みがぎゅっと凝縮された万能調味料

朝からお鍋は重たくないかなと思いましたが、発行の深みがありながら、体に染み渡る、優しい和風だしでした。

  • しっかりコクがあるのに、全然くどくない
  • 朝から食べても、すっと受け入れられる優しい塩味

白ごはんとの相性も抜群!残ったスープを雑炊にして食べたかったなあ

10:30 「茶の湯体験」本格的な茶室での体験

今回の界タビの最後に「茶の湯体験」に参加しました。

茶の湯体験は、国の有形文化財に指定されている茶室「思惟庵(しいあん)で行われます。お香が心地よい緊張感と静けさに包みこむ空間で、お点前(てまえ)はスタッフさんが丁寧に披露してくれ、私たちはその様子を眺めながらお菓子と抹茶をいただくという流れです。

初心者は、事前にお作法を勉強しておくと、より体験を楽しめると思います。

「お作法は気にされなくて良いですよ」とスタッフさんが声かけしてくれましたが、不慣れな作法と静けさに緊張しまくりでした笑

季節ごとに変わる主菓子も楽しみのひとつです。写真は紫陽花をモチーフにした華やかな練り切りでした。ほんのり甘い和菓子の後にいただく、点てたばかりの濃厚なお抹茶は、体にも心にもスッと染み入る味わいです。

和の静けさの中でいただく一服のお茶は、まさに非日常のひとときでした。

12:00 チェックアウト

荷物をまとめて、12:00ごろにチェックアウト。界では、通常のホテルよりもゆったり滞在できるのも大きな魅力です。朝ごはんのあともバタバタせずに過ごせるので、「帰りたくない」と本気で思ってしまいます。

スタッフの皆さんが丁寧に見送ってくださって、最後まで温かなおもてなしを感じられる、素敵な滞在でした。

界タビ20sのお供に「お湯印帳」

界タビ20sの記念に御朱印帳ならぬ、「お湯印帳」を購入しました。ちなみに「温泉いろは」参加すると一室一冊貰えるそうです…

せっかくならコンプリートを目指したくなります。これで界タビ20sがはかどりそうですね!💸

【おまけ】加賀温泉駅に来たら食べたい「かがの湯ぷりん」

加賀温泉駅に来たら、絶対にチェックしたいのが「かがの湯ぷりん」です。
泡風呂をイメージした看板メニューの「泡ぷりん」をはじめ、見た目にもかわいいユニークなプリンが話題のお店です。

定番の「泡ぷりん」「カスタードぷりん」「加賀棒茶ぷりん」「いちごぷりん」「カボチャぷりん」に加え、期間限定で地元加賀の食材を使ったラインナップが販売されています。

まとめ

界 加賀での1泊2日は、温泉で心と体をほぐし、加賀会席で旬の味覚を楽しみ、伝統工芸や茶の湯体験で加賀の文化に触れることができ、どの時間もゆったりと流れ、癒しが詰まった大満足の旅でした。

界タビ20sならではの特典で、普段は少しハードルが高く感じる上質な宿泊を、お得にそして気軽に楽しめたのが大きなポイントです。

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」のポイント

地域の風土を生かしたお部屋や温泉、食事をはじめ、ご当地の文化体験からナイトタイムまで、心が潤い、満たされる時間を過ごすことができます。

  • 地元の食文化や郷土料理を取り入れた、特別感のある食体験
  • 12:00チェックアウトで温泉旅館を満喫
  • 伝統文化や芸能を体験できる「ご当地楽」

さらに、「界タビ20s」のポイント(2025年現在)

「普通の旅行では物足りない」「日本文化に触れてみたい」と思っている方は、20代のうちにコスパよく旅行できる20代限定の特別ブラン「界タビ20sがおすすめです。

  • 18-29歳限定
  • 1泊2食付き
  • 1人あたり19,000円(税サ込)

何はともあれ…「ほうじ茶」づくしで最高でした

界 加賀の滞在はやはり、ほうじ茶好きにはたまらないものになります。どれも香ばしくて、体にすっと染み入るやさしい味でした。

  • お部屋やラウンジで楽しめる加賀棒ほうじ茶
  • 梅干し入りの梅ほうじ茶や能登玄米茶などの飲み比べ
  • お食事に添えられる棒ほうじ茶
  • お土産売店でも見つけた棒ほうじ茶ぷりん

旅の味=棒ほうじ茶」として記憶に残るくらい、たくさん楽しめますよ!